「子どもの権利条約」アンケート全県集約結果と考察



[問1]あなたは、「子どもの権利条約」を知っていますか。

    小5 中2 全体
ア .内容を良く知っている 0.7% 0.8% 0.8%
イ .内容を少し知っている 5.0% 10.1% 7.5%
ウ .名前だけ知っている 10.2% 15.1% 12.7%
エ .知らない 83.3% 73.8% 78.5%
□ 未記入 0.8% 0.2% 0.5%

*権利条約を知っている子どもは、全体の2割程度で、なかなか学校現場に浸透していない
 状況がうかがえる。
*今後も教職員への啓発等の取り組みが重要である。
*「知っている」内容(程度)を分析し授業へつなげていきたい。

[問2] どのように知りましたか。([問1]アイウ回答者のみ、複数回答)

      小5% 中2% 全体%
ア.テレビ・ラジオ 5.4% 11.9% 8.6%
イ.ビデオ 0.3% 0.6% 0.4%
ウ.新聞 2.1% 2.9% 2.5%
エ.本・雑誌 2.9% 4.9% 3.9%
オ.友だちから 1.1% 0.5% 0.8%
カ.親・家族から 2.9% 2.6% 2.8%
キ. 先生から(授業で) 2.3% 7.1% 4.7%
ク. 先生から(授業以外で) 0.8% 2.8% 1.8%
ケ. ポスターやカレンダーで 0.4% 3.6% 2.0%
コ.その他 2.4% 1.3% 1.8%
(具体記述と人数を記入) 例 地区の集まりで1
・社会科自由研究での発表を聴いて(22)
・何となく聞いたことがある。 ・アンケートなどで(2)
・いつの間にか知っていた。(3)

* 「テレビ・ラジオ」で知った割合が高い。「先生から(授業で)」や、「本・雑誌から」が続く。
* 「授業で」あるいは「授業以外で」の教職員の扱い方が「条約」の浸透に大きく関わって
  いくと予想される。

[問3]あなたにとって、次のことは守られていますか。

@差別されないこと
     小5% 中2% 全体%
ア守られている 32.9% 38.8% 35.9%
イ守られていない 7.1% 16.1% 11.6%
ウどちらともいえない 24.7% 27.2% 25.9%
エわからない 33.2% 17.4% 25.3%
□ 未記入 2.1% 0.5% 1.3%

  * 「守られていない」とする割合が、中学生は小学生の2倍以上である。

A自分の問題に
ついて自由に意見
を言い、その意見が
大事にされること
     小5% 中2% 全体%
ア守られている 26.2% 29.6% 27.9%
イ守られていない 9.2% 17.6% 13.5%
ウどちらともいえない 37.7% 37.5% 37.5%
エわからない 26.0% 14.9% 20.4%
□ 未記入 0.9% 0.4% 0.7%

  * 「守られていない」とする割合が、中学生は小学生の2倍近い。

B自由に知りたい
ことを知ること
        小5% 中2% 全体%
ア守られている 46.1% 46.2% 46.0%
イ守られていない 7.3% 12.0% 9.7%
ウどちらともいえない 24.6% 26.8% 25.7%
エわからない 20.7% 13.4% 17.1%
□ 未記入 1.3% 1.6% 1.5%

  * 半数近くの子どもたちが、「守られている」と考えている。

C自由に伝えたい
ことを表現すること
     小5% 中2% 全体%
ア守られている 43.4% 47.0% 45.1%
イ守られていない 10.5% 10.6% 10.6%
ウどちらともいえない 25.1% 27.7% 26.4%
エわからない 17.1% 13.4% 15.3%
□ 未記入 3.9% 1.3% 2.6%

  * 半数近くの子どもが「守られている」と考えて いるが、1割は「守られていない」と
    考えている。

D自分の考え
を持つこと
     小5% 中2% 全体%
ア守られている 64.7% 68.6% 66.6%
イ守られていない 4.7% 7.0% 5.9%
ウどちらともいえない 17.6% 15.7% 16.6%
エわからない 11.5% 7.3% 9.4%
□ 未記入 1.5% 1.4% 1.5%

 * 3分の2の子どもが「守られている」と考えている。

Eグループを作り、
集まること
     小5% 中2% 全体%
ア守られている 54.3% 56.8% 55.5%
イ守られていない 8.1% 11.9% 10.0%
ウどちらともいえない 21.0% 19.5% 20.3%
エわからない 15.4% 10.3% 12.8%
□ 未記入 1.2% 1.5% 1.4%

  * 半数以上が「守られている」と考えている。

Fプライバシー
(人に知られたく
ないことが知られ
ないようにする)
が守られること
     小5% 中2% 全体%
ア守られている 50.7% 43.4% 47.1%
イ守られていない 10.1% 18.1% 14.1%
ウどちらともいえない 19.3% 26.5% 22.9%
エわからない 19.1% 12.0% 15.5%
□ 未記入 0.8% 0.0% 0.4%

  * 「守られていない」とする割合が、中学生は小学生の2倍近い。

G名誉(めいよ)が
守られることほこ
りがきずつけられ
ないこと
    小5% 中2% 全体%
ア守られている 26.9% 32.9% 29.9%
イ守られていない 8.2% 13.2% 10.7%
ウどちらともいえない 27.0% 32.5% 29.8%
エわからない 36.2% 20.7% 28.4%
□ 未記入 1.7% 0.7% 1.2%

    *  「どちらともいえない」「わからない」の割合が高い。

H親から暴力や
むごいあつかい
を受けないこと
     小5% 中2% 全体%
ア守られている 69.5% 70.2% 69.9%
イ守られていない 6.8% 7.0% 6.9%
ウどちらともいえない 11.1% 13.5% 12.3%
エわからない 11.4% 8.3% 9.8%
□ 未記入 1.2% 1.0% 1.1%

  * 7割が「守られている」としている。
  * 7%が「守られていない」としている。

I健康を保ち、
病気になった
時やけがをした
時に治療を受け
ること
    小5% 中2% 全体%
ア守られている 85.7% 82.3% 83.9%
イ守られていない 1.6% 3.7% 2.7%
ウどちらともいえない 4.7% 9.1% 6.9%
エわからない 7.0% 4.8% 5.9%
□ 未記入 1.0% 0.1% 0.6%

  * 8割以上の子どもが「守られている」と考えている。

J自分の持って
いるよいところを
のばしていける
人間らしい豊か
な教育を受ける
こと
   小5% 中2% 全体%
ア守られている 58.1% 48.6% 53.3%
イ守られていない 3.5% 9.4% 6.5%
ウどちらともいえない 18.3% 26.3% 22.3%
エわからない 18.9% 15.3% 17.1%
□ 未記入 1.2% 0.4% 0.8%

  * 全体で半数以上の子どもたちが「守られている」と答えている。小学生の方が
    その割合が高い。

K成長に必要な
生活が保障され
ること
    小5% 中2% 全体%
ア守られている 74.0% 64.9% 69.5%
イ守られていない 1.9% 4.7% 3.3%
ウどちらともいえない 6.1% 15.7% 10.9%
エわからない 16.8% 14.3% 15.5%
□ 未記入 1.2% 0.4% 0.8%

  * 全体で約7割が「守られている」と考えている。

L「障害」を持つ
子どもが差別され
ないで自立し、社
会に参加すること
    小5% 中2% 全体%
ア守られている 41.8% 38.0% 39.8%
イ守られていない 8.0% 17.1% 12.6%
ウどちらともいえない 16.2% 23.7% 20.0%
エわからない 32.9% 20.8% 26.8%
□ 未記入 1.1% 0.4% 0.8%

  * 4割の子どもが「守られている」と考えている。
   中学生の「守られていない」と考える割合が、小学生の2倍を越えている。

M ゆっくり休むこと     小5% 中2% 全体%
ア守られている 69.8% 56.0% 62.7%
イ守られていない 12.2% 20.6% 16.5%
ウどちらともいえない 13.0% 18.1% 15.6%
エわからない 4.0% 5.2% 4.6%
□ 未記入 1.0% 0.1% 0.6%

  * 全体の6割以上が「守られている」と考えている。
   その割合は、中学生の方が小学生より10%以上低い。

N 遊ぶこと     小5% 中2% 全体%
ア守られている 79.7% 63.3% 71.3%
イ守られていない 5.8% 13.4% 9.7%
ウどちらともいえない 9.0% 17.3% 13.2%
エわからない 4.0% 4.9% 4.5%
□ 未記入 1.5% 1.1% 1.3%

   * 全体で7割以上が「守られている」と考えているが、中学生の方が、
     小学生より15%以上低い。

O 文化的・
芸術的活動
に参加すること
    小5% 中2% 全体%
ア守られている 46.8% 44.2% 45.5%
イ守られていない 8.2% 11.2% 9.7%
ウどちらともいえない 24.3% 28.3% 26.3%
エわからない 20.4% 16.2% 18.3%
□ 未記入 0.3% 0.1% 0.2%

  * 約45%が「守られている」と考えている。

P麻薬や覚醒剤
から守られること
    小5% 中2% 全体%
ア守られている 78.0% 67.5% 72.7%
イ守られていない 1.6% 8.4% 5.0%
ウどちらともいえない 2.2% 9.7% 6.0%
エわからない 16.8% 14.0% 15.4%
□ 未記入 1.4% 0.4% 0.9%

   *  全体で7割以上が「守られている」と考えている。
     「守られていない」の割合が、小学生に比べ中学生が高い。

Q非行から
立ち直る手助け
をしてもらうこと
     小5% 中2% 全体%
ア守られている 44.4% 39.5% 42.0%
イ守られていない 7.2% 10.9% 9.0%
ウどちらともいえない 9.5% 20.8% 15.2%
エわからない 37.8% 28.7% 33.2%
□ 未記入 1.1% 0.1% 0.6%

  * 全体で4割以上が「守られている」と考えている。

R権利条約に
ついての情報を
知らされること
    小5% 中2% 全体%
ア守られている 20.5% 15.1% 17.8%
イ守られていない 11.0% 26.6% 18.8%
ウどちらともいえない 14.2% 20.3% 17.3%
エわからない 52.7% 37.1% 44.8%
□ 未記入 1.6% 0.9% 1.3%

  * 「わからない」と答えた割合が最も高い。
    「守られている」「守られていない」は、全体では、ともに2割弱であるが、
    小学生は「守られている」とする割合が、中学生は「守られていない」割合が高い。
  * 今後も、条約についての情報を知らせる手だてを講じていかなくてはならない


《問3 全体を通しての考察》

 * 「守られている」とする中で最も割合が高いのは、全体ではI「健康を保ち、治療を受けること」(84%)、
  次に、P「麻薬や覚醒剤から守られること」(72.9%) N「遊ぶこと」(71.4%)H「親から暴力やむごい
  あつかいを受けない」(69.8%)、K「成長に必要な生活が保障されること」(69.5%)である。
  小学校では I(治療・健康)、続いてN(遊び)、P(麻薬・覚醒剤)、K(生活の保障) が
  中学校ではIが高く、続いてH、P、D「自分の考えを持つこと」 が高い。

 * 「守られていない」とする割合が高いのは、全体で、R「権利条約についての情報を知らされる
  こと(18.8%)、続いてM「ゆっくり休むこと」(16.5%)、 F「プライバシーが守られること」(14.4%)、
  A「自分の問題について自由に意見を言いその意見が大事にされること(13.5%) となる。
   小学校ではM(12.2%)が高く、 R、C「自由に伝えたいことを表現すること」、 F、の項目で
   1割を越えている中学校では Rが26.6%と高く、続いてMが20.6%である。15%を越えるのは、
  @「差別されないこと」、A、P、L「『障害』を持つ子どもが差別されないで自立し、社会に参
   加すること」である。

*  「守られていない」とする割合を、小中学校を比較するとC、Hにおいてはほぼ同じであるが、
   全項目で小学生より中学生の割合が高い。

〔問4〕@〜Rの中で特に大事にしてほしいもの(複数回答)

     小5% 中2% 全体%
 @       37.1% 45.8% 41.4%
 A 19.3% 16.2% 17.8%
 B 15.5% 13.1% 14.3%
 C 11.7% 13.3% 12.5%
 D 17.4% 18.1% 17.8%
 E 18.6% 13.7% 16.2%
 F 25.2% 38.7% 32.0%
 G 16.6% 20.9% 18.8%
 H 37.4% 33.0% 35.2%
 I 26.3% 19.2% 22.7%
 J  18.5% 24.0% 21.2%
 K 15.8% 14.5% 15.1%
 L 29.6% 28.6% 29.1%
 M 42.7% 43.8% 43.3%
 N 46.4% 39.6% 43.0%
 O 7.5% 6.9% 7.2%
 P 34.1% 33.1% 33.6%
 Q 15.9% 16.6% 16.3%
 R 8.6% 9.1% 8.8%

* 「特に大事にしてほしいこと」とされているのは、全体では、@「差別されないこと」、
M「ゆっくり休むこと」、 N「遊ぶこと」で、4割を越える。続いて F「プライバシーが守られること」、
H「親から暴力やむごいあつかいを受けないこと」、 P「麻薬や覚醒剤から守られること」が3割
 を越える。

*小学生では M N が4割を越えており、@HPが3割を越えている。中学生では、@とMが
 4割を越え、FとNがほぼ4割、HとPが3割を越えている。

*小・中の差が10%以上あったのは F で、「プライバシー」について敏感な中学生の実態を
 うかがわせている。

☆ 問4について、『教職員対象子どもの権利条約アンケート(’98.11調査p.10 Q13)』と
 比較して差異があると考えられるもの(10%以上の差があるもの)は、次のような項目であった。
    □ 教職員は「日本の子どもたちに得に必要と思われる権利」を回答。
    □ 子どもたちは「特に大事にしてほしいもの」を回答。
  ○ 教職員の割合が高かったもの (%)
    ・自分の考えを持つ権利            教−32.3 子−17.8
    ・親から暴力や虐待を受けない権利   教−49.6 子−35.2
    ・豊かな教育を受ける権利         教−39.8 子−21.2
    ・成長に必要な生活の保障        教−30.0 子−15.1
    ・「障害」を持つ子どもが差別されない
    で自立し、社会に参加する権利     教−49.9 子−29.1
  ○ 子どもたちの割合が高かったもの
    ・休息する権利              教−13.2  子−43.3
    ・遊ぶ権利                 教−18.6  子−43.0

 * アンケート結果の比較から、教職員と子どものギャップをどうとらえ、どう取り組んでいくの
  かが課題である。
 * 子どもたちの「休むこと」、「遊ぶこと」に対する意識をどうとらえるか、子どもたちの実態から
  さらに考えていきたい。

〔問5〕その他に、子どもの権利で大事にしてほしいこと があったら 書いてください。

* 小学生では、「意見を聞いてほしい」「しかりかたについて」「いろいろなものにふれ合える機会と
 時間を」などが目立つものであった。
* 中学生でも、「自由な時間」、「自分を取り巻く環境」、「意見の尊重」、「休むこと」、
 「遊びの時間の確保」などが目立った。大人の指導・監督との関係で注目したい。

[問6]次のような意見がありますがどう思いますか。

@ 「子どもの権利条約」を認めると、子どもはわがままになる。

    小5% 中2% 全体%
ア.そう思う 17.2% 11.4% 14.3%
イ.そうは思わない 41.6% 49.8% 45.6%
ウ.どちらともいえない 40.0% 37.7% 38.9%
□ 未記入 1.2% 1.1% 1.2%

*「わがまま助長論」について半数近くの子どもが否定している。
*4割が「どちらとも言えない」と答えている。

A 子どもは、権利が制限(せいげん)されるのは仕方がない。

   小5% 中2% 全体%
ア.そう思う 28.1% 17.2% 22.6%
イ.そうは思わない 34.6% 50.5% 42.6%
ウ.どちらともいえない 35.7% 31.9% 33.8%
□ 未記入 1.6% 0.4% 1.0%

*「権利制限論」は4割を越える子どもが否定している。 
*中学生の半数が否定している。

B権利より、やるべきこと(=義務)がある。

    小5% 中2% 全体%
ア.そう思う 34.3% 30.1% 32.2%
イ.そうは思わない 15.4% 23.1% 19.3%
ウ.どちらともいえない 48.0% 45.6% 46.8%
□ 未記入 2.3% 1.2% 1.7%

*「義務優先論」は3割以上の子どもが肯定し、否定したのは2割弱にとどまった。  
*「どちらともいえない」割合が半数近くある。

☆ 問6について、『教職員対象子どもの権利条約アンケート(p.11 Q14@AB)』と比較すると
    @ 「権利を認めるとわがままになる」においては、各項目ほとんど差がない。
    A 「子どもは権利制限があるのはしかたがない」と考える割合が教職員の方が4%程高い。
     B 「権利より義務」と考える割合は、子どもの方が4%程高い。

* 教職員対象・子ども対象ともに、各項目で「どちらとも言えない」の割合が高く(3〜4割)
  これに対する「ゆれ」がうかがえる。

[問7]子どもの意見を聞いて、学校のいろいろな活動を決めてほしいと思いますか

    小5% 中2% 全体%
ア.とてもそう思う 36.8% 41.7% 39.3%
イ.少しそう思う 39.3% 39.7% 39.4%
ウ.あまり思わない 13.5% 10.5% 12.0%
エ.思わない 7.5% 6.6% 7.1%
□ 未記入 2.9% 1.5% 2.2%

* 「とてもそう思う」と「少しそう思う」を合わせると、ほぼ8割の子どもが、子どもの意見を聞いて
 学校のいろいろな活動を決めてほしいと思っている。

[問8]学校で、子どもの意見を特にいかしてほしいのはどんなときですか(複数回答)

    小5% 中2% 全体%
ア.授業 44.7% 36.3% 40.5%
イ.学級会・児童・生徒会活動 39.1% 36.1% 37.6%
ウ.学校行事を決めるとき 52.6% 55.1% 53.9%
エ.授業で使うものを選ぶとき 28.9% 19.9% 24.4%
オ.決まりを決めるとき 42.0% 56.7% 49.4%
カ.通信表など成績をつけるとき 29.4% 23.1% 26.2%
キ.施設を直したり、つくるとき 44.1% 40.1% 42.1%
ク.その他 0.5% 2.0% 1.2%

* 全体では 「ウ学校行事を決めるとき」(53.9%)「オ決まりを決めるとき」(49.4%)が高く、
  「キ施設を直したりつくるとき」(42.1%)、「ア授業」(40.5%) が続く。
* 小学校では ウ(52.6%)が多く、 ア(44.7%) キ(44.1%) オ(42%)が続く。
* 中学校では オ(56.7%)、ウ(55.1%)が多く、キ(40.1%)が続く。
* 小・中を比較すると ア「授業」と エ「授業で使うものを決めるとき」の割合が中学校に比べ
  小学校で高く、中学校はオ「決まりを決めるとき」の割合が高い。
* その他自由記述では、小学校では「班や係りを決めるとき」、中学校では「日常生活」
  「登下校」「部活動」の時などがあげられた。

☆ この項目を、『教職員対象の権利条約アンケート』における、「子どもからの意見を活かしたい
 場面はどれですか」(小学校p.17、中学校p.20)の項目と比較してみると
 * 「授業」については、 教職員・子どもの思いには、あまり差異は認められなかった。
 * 「学級会等」については、教職員の思いほど子どもは高まっていないようである。
 * 「学校行事」には、教職員以上に子どもたちの思いがあるようである。
 * 「授業で使うもの−」については、教職員の2倍以上の割合で子どもの要望がある。
 * 「決まり」については、小学校では教職員・子どもとも「活かしたい」割合は4割強で、
  中学校においては、生徒の方がやや高いが、5割ほどがともに「活かしたい」と考えている。
 * 「成績」について、子どもたちは、教職員に比べてかなり高い割合で、「子どもの意見を
  活かして欲しい」と考えている様子がうかがえる。

[問9]次のようなことがおこなわれた場合、どう思いますか。

@ 男子だから順番が先とか、女子だから赤色とか、決められることについて

      小5% 中2% 全体%
ア.決めてよい 4.2% 3.3% 3.8%
イ.決めるときがあってもよい 19.8% 16.2% 18.0%
ウ.決めないほうがよい 30.3% 24.5% 27.4%
エ.やめるべきだ 22.8% 16.4% 19.6%
オ.べつになんとも思わない 21.7% 38.4% 31.0%
□ 未記入 1.2% 1.2% 1.2%


A先生が名前を呼びすてにすることについて

     小5% 中2% 全体%
ア.呼びすてでいい 28.2% 24.9% 26.5%
イ.呼びすてのときがあってもよい 27.8% 22.3% 25.0%
ウ.呼びすてでない方がいい 10.5% 6.3% 8.4%
エ.呼びすてはやめるべきだ 9.3% 12.0% 10.6%
オ.べつになんとも思わない 23.0% 34.0% 28.5%
□ 未記入 1.3% 0.5% 0.9%


B 持ち物検査で、机の中やカバンの中をむりやり調べることについて

     小5% 中2% 全体%
ア.調べてよい 3.1% 2.1% 2.6%
イ.調べるときがあってもよい 17.0% 11.2% 14.1%
ウ.調べない方がよい 28.9% 28.6% 28.7%
エ.調べるのはやめるべきだ 39.0% 47.1% 43.1%
オ.べつになんとも思わない 10.8% 10.8% 10.8%
□ 未記入 1.2% 0.2% 0.7%


C 忘れ物チェックで、表やグラフにしてはることについて

    小5% 中2% 全体%
ア.はってよい 16.2% 7.7% 11.9%
イ.はるときがあってもよい 18.7% 17.6% 18.2%
ウ.はらない方がよい 19.7% 24.4% 22.0%
エ.はるのはやめるべきだ 26.6% 28.4% 27.6%
オ.べつになんとも思わない 16.9% 21.5% 19.2%
□ 未記入 1.9% 0.4% 1.1%


D 子どもが悪いことをしたときに、先生がたたくことについて

    小5% 中2% 全体%
ア.たたいてよい 3.6% 3.5% 3.6%
イ.たたくときがあってもよい 23.4% 22.1% 22.7%
ウ.たたかないほうがよい 23.8% 19.3% 21.6%
エ.たたくのはやめるべきだ 40.9% 47.1% 44.0%
オ.べつに何とも思わない 6.9% 7.7% 7.3%
□ 未記入 1.4% 0.3% 0.8%


[問9]の考察
* 各設問中の、「アイの合計」と「ウエの合計」を比べてみると、行われることにわりと肯定的なのは、
 A「呼びすてでいい」である。逆にB「持ち物検査で、机の中やカバンの中をむりやり調べること」と
 D「子どもが悪いことをしたときに、先生がたたくこと」については、否定的にとらえている割合が高い。
* 小・中をそれぞれ比較すると、@「男女別の順番決め、色決め」について小学生の方が否定する
 割合が高い。一方B「持ち物検査で・・・」については、中学生の否定する割合が高い。
* @「男女別の順番決め、色決め」A「名前を呼びすてにすること」について「別に何とも思わない」
 中学生の割合(@38.4%、A34%)が高い。


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